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Article: わたしとトリコテ vol.4

わたしとトリコテ vol.4

いつもの暮らしに彩りとアクセントをプラスする「トリコテ」は、暮らしの中でどのような佇まいを見せるのでしょう? 「トリコテ」のアイテムをセレクトしていただき、もの選びのルールを伺う「わたしとトリコテ」。4回目のゲストは、ヘアメイクアップアーティストの野中路子さんです。

9歳の葵陽くんと6歳の風羽ちゃん、2人のお子さんのママであり、ヘアメイクアップアーティストとして活躍する野中さん。カラフルな色使いで、ファッションを楽しむ様子をインスタグラムで発信。レースや刺繍のファブリック、かごを絵のように自由に飾ったお部屋から、どんなテイストにもはまらない、野中さんならではのセンスが伺えます。

「夫の仕事はアパレルで、私も洋服が大好き。自分の服は信頼しているデザイナーさんのブランドで、子どもたちの服は海外のセレクトショップで買うことが多いです。古着も好きですね。海外の人の色使いが好きだから、インスタグラムなどで検索して参考にしています」

そんな野中さんに親子で履いてもらったのは、3Dプリンターを使ったプリントソックス。再生ポリエステル糸の環境に配慮した素材を使用し、継ぎ目なくプリントすることで、グラデーションや多色、水彩柄などの繊細な表現が魅力です。今回、3つの柄に合わせて、親子でリンクコーディネートをしてもらいました。

コーディネートをするときは、そのときの気分でひとつのアイテムを決め、それに合わせて選ぶという野中さん。ピンクやブルー、ブラウンのラインが入ったチェック柄のソックスは、どれか1色を服と合わせるとコーディネートが決まるのだとか。

「ソックスに入っている色から葵陽はブラウン、風羽はグリーン、私はピンクを合わせました。普段は柄物の服を選ぶことが多いですが、ソックスを主役にしたかったので、無地の服を選んで。色はバラバラですが、全体で見ると統一感が出る気がします」

ピンクからグリーン、ベージュからブルーへ、1足でさまざまな色の変化を楽しめるグラデーションソックス。一見すると難易度が高そうに感じますが、たくさん色が入っているので、どれか一色合わせればいいと野中さん。

「このコーディネートは秋色がテーマ。私は温かなベストと合わせたいと思いました。風羽はソックスの色味と花の刺繍の色味を合わせて、スペインの子ども服ブランド「popelin」のブラウンのワンピースに。葵陽は短パンとソックスのコーディネートを一つ入れたいと思って。3人ともブラウンを取り入れてみました」

葵陽くんはソックスのブルーに合わせて、アウターとシューズをブルーに。風羽ちゃんは、グラデーションが見えるようにストラップシューズ、野中さんはサボを合わせて、ソックスがちゃんと見えるトータルコーディネートです。

最後は、野中さんが一番気に入ったという市松模様のソックス。兄妹でリンクコーデをするポイントは、色味を合わせたり、同じブランドで揃えることだそう。

「ホワイトとブラックのシックな装いに、ソックスで遊び心をプラスしました。レースやフリル、刺繍など、好きなものを組み合わせました。ソックスのリブのブルーが、意外と髪色にもマッチしてうれしいです」

柄物の服が多いため、実は普段はソックスは無地がほとんどだという野中さん。柄のソックスを中心に合わせるのは新たな挑戦だったといいます。

「トリコテのソックスはかわいいものがたくさんあって、迷いました。柄があるとおしゃれの幅が広がりそうだし、お揃いにしている感じが出ますね。葵陽は21cmだから、私と同じレディースサイズがぴったり。パパもお揃いにできるのがうれしいです」

ニット素材のソックスは暖かくて履き心地がよく、フィットする感じが気持ちいい、と野中さん。
「ソックスで季節感を出すとかわいい。小物をお揃いにすると、家族の一体感が増す気がします。風羽とは今はアクセサリーを共有していますが、これからは洋服や靴下の貸し借りをするのも楽しそうです」

野中路子

東京都出身。ヘアメイクアップアーティストに師事し、2010年に独立。ファッション、雑誌等でヘアメイクを手がける。仕事の傍ら、ハンドメイドアクセサリーブランド『roco』のデザイナーとしても活動中。

https://www.instagram.com/michikononaka/

Photo & Design : Nozomi Nishi
Text & Edit : Mayumi Akagi

 

 



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